榊を産み育てる

  • URLをコピーしました!

普段から超お世話になっている、中辺路のお花屋さん「大成花樹」さまに伺い、現在爆裂実践中の「榊」の自家栽培を見学させていただきました。

栽培施設近影。全て手作りなのだそう。気合が凄いです!

代表が現在実践しておられるのは、種(たね)から榊を育成するという事業です。

施設を斜めから少しパースペクティブに見てみましょう。
お花屋さんのシンボルマークである「榊一物紋章」と創業以来一貫しているスローガン。

榊は非常に栽培が難しく、育てるとなると、陽当りや苗同士の間隔、また、病気や害虫対策等、いろいろな配慮が必要になります。

いろいろな試行錯誤の末に編み出された畝(うね)の形態。この様に畝のまわりに囲いをすることで害虫の侵入を防げるそうです。私はこの農法を勝手に「カップケーキ農法」と呼んでいます(考案者未公認)。

普段、野生の榊を収穫されている代表が、この事業に取り組み始めたのには2つの理由があります。

すみずみにまで工夫が凝らされています。すべてに於いて一切の無駄が感じられません。

1つは、野生の榊が病気や害虫・鹿などの外敵により減少していることへの危機感からの対策として。

まるで大海原を征く軍艦のようでもあります。(というか軍艦巻き?)

もう1つの理由は、榊という日本特産で美しい葉を持つ花樹を、活きた根のある状態、「苗」で提供したい、との考えに辿り着きます。

こちらは更地でしょうか。更地に見せかけて既に何かを仕込んでいるのかもしれません。(聞くのを忘れました)

全ての物事には限りがありますが、生命が産まれ育つとそれは継続にも繋がります。これまで自然の恩恵を受けてこられた代表が、その点に着目し、産まれた生命を今度は自然にお返しをしたい、との想いの元に、ご自身の手で農園の整備をスタートされました。

愛用の大小2サイズのスコップ。これらを使い分けて日々畑を整備されています。(道具はこれだけ?)

今回の突撃訪問は私自身いろいろな学びが有りました。何よりも代表ご本人がDIYを楽しんでおられる様にも感じ、本来仕事とはこうあるべき、とも思った次第です。

仕事場兼ご自宅の神棚には、
いつも美しい榊が供えられています。
『僕が中心にいるわけじゃなくて、中心にいるのは榊なので、榊にとってどっちが良いかですよね。
自分の命と榊を天秤にかけたら、榊の方が上なんですよ。』
とは 代表の木下敦雄さん。
まさに良い意味での変態榊紳士です。

帰り際に、代表から採りたての梅を一本いただきました。早速、殺風景な自宅の玄関に飾りましたが、この一本で格段に華やぎました。とりあえず間に合わせで500mlペットボトルに活けてますが、こうなったら剣山でも買おうかなーと迷っています笑。

大成花樹様のプレミア和歌山商品はこちらhttps://premier-wakayama.jp/producers/%E5%A4%A7%E6%88%90%E8%8A%B1%E6%A8%B9/

めぐみ図案ではロゴ、チラシなど様々な制作を行っております。ぜひ実績一覧をご覧下さい。
https://megumizuan.com/works/
対応地域:和歌山県西牟婁郡、田辺市、白浜町、すさみ町、串本町、古座川町など。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

和歌山県紀南すさみ町のめぐみ図案代表尾野恵一です。大阪で約17年間グラフィック・DTPの仕事に携わっておりました。2011年よりふるさとであるすさみ町に戻り印刷業を経て地域おこし、観光業の傍ら2016年より“めぐみ図案“を立ち上げ今に至ります。ロゴ、名刺、チラシ・フライヤー、ポスターなどのデザインはお任せ下さい。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次